適当に感想。
初恋限定。
適当に読んだ感想を垂れ流しています。
強いて言うのであれば、今のところは江ノ本慧と土橋りかが好きですが、どの娘も好きで選べないという真中状態なので、
基本的に誰でも「可愛い(*´Д`)ハァハァ」って感じだと思います。
男性キャラは、最近別所兄が切なすぎてたまらんです。



第23話 コノハナサクヤ3/3<その思い出には満開の>
前回、千倉ちゃんの為にもそうであって欲しいという願いを込めて、
「旅立つ前にもう一度二人は再会出来そうな感じ」と書きましたが、実際には・・・(´;ω;`)
―――それは、幸せな時間の終わり。コノハナサクヤ編、ついに完結です。

テストも終わり教室が開放感で溢れていますが、千倉ちゃんの頭の中は先輩でいっぱいで、美術室に向かう道しか目に入っていない様子。
この千倉ちゃん視点で「美術室までの道しか見えていない」という描写、地味になかなか芸コマなんじゃないかと思います。
千倉ちゃんの中では、連城先輩と過ごせる残り少ない時間を大切にしようという認識だったのでしょうね。
本当はもう既にタイムリミットだというのに嬉しそうに連城先輩を待つ表情が、恋する乙女で可愛いです。それ以上に可哀相ですが。

一向に現れる気配が無い連城先輩。
何か予感にかられて二人で描いていた絵に向かうと、キャンパスの中には笑顔の千倉ちゃんが。
前回の引きで、夜の美術室に入っていった連城先輩ですが一晩で千倉ちゃんを描いていたんですね。
この描かれていた千倉ちゃんですが「キャンパスに描かれた人物」って感じがしっかり出ていて、河下すごいなと素直に感じました。
絵の傍に置かれている置手紙。
そこにはもう既に連城先輩は旅立ってしまっているということ、旅立つことを告げずに去ったことに対する謝罪、そして千倉ちゃんに対する感謝の言葉が。
手紙の中の「いつまでも笑顔のままで―――」という言葉の次のページで、千倉ちゃんの大号泣シーン。この対比がまた非常に切ないです。

そして、今シリーズの冒頭のシーンへ。
二人では間に合わなかった桜の花を、千倉ちゃん一人で目を腫らしながら描くわけですが、
絵が完成した時の見開きの美しさは素晴らしいです。ホント、綺麗。
そしてまたコマ割で表現された扉越しの曽我部と千倉ちゃんの対比もいいです。
桜を描ききったことで昇華された千倉ちゃんと、自分の無力さを嘆き俯く曽我部。
二人とも今回の件でかなり成長したのではないでしょうか。

さて、結末は最初からわかっていたこのシリーズ。
思いの外あっさりと終わったなぁっていう印象ですが、個人的には桜のシーンの美しさでその拍子抜け分をかなり補ったなっていう。
後、今週はコマ構成のこだわりを感じました。まぁ素人目なんでアレですけど。
ファンフィルターを通した意見ではありますが、やっぱ河下すげぇ。

今週一番心を動かされたキャラ→千倉ちゃん。
恋をする乙女の表情から、大号泣。そして絵を描ききった時の凛とした横顔。
今回様々な表情を魅せてくれた千倉ちゃんですが、どの表情も本当に美しかったです。
今後彼女がどう物語に絡んでいくのか予想が微妙につかないですが、成長した彼女に期待。


第22話 コノハナサクヤ2/3<ほころんで、いろづいて>
表紙は前回に続いて千倉ちゃん。
前回の表紙の時にも思いましたが、煽りがいいですね。
単行本化した時に消えてしまうのが勿体無いなぁ・・・。

OBである連城先輩が、美術部員から囲まれているシーンから今回はスタート。
とりあえず、連城先輩は千倉ちゃんにだけしか見えない幽霊というわけではなくて、一安心。
出会った日とその次の日は他に部員もいなかった為「千倉ちゃんだけの連城先輩」みたいな感じでしたが、
いつまでもそういうわけにはいかず、この日は連城先輩を囲む輪を遠目に見ている千倉ちゃん。
部としての活動時間が終わった後に一緒に残って絵を描くことを提案している姿を見ていると、もう恋しまくりって感じですね。
ていうか、個人的には千倉ちゃんが居残りをする事を提案したり、テスト中も連城先輩と絵を描きたいとしっかりと主張していることに驚きました。
ちょっと内気な子なイメージが強いので、「本当は一緒に描きたいけど・・・」って心に納めてしまうのではないかって勝手に思ってました。
千倉ちゃん自身が連城先輩に恋をしている自覚が無いから出来たことな気もしますが、自覚しているかどうかは察することが出来ないので何とも言えないですね・・・

前回に引き続き千倉ちゃんが恋をしている姿を再び見てしまった曽我部。
相手が相手なだけに流石に凹んでいますが、その凹み方も楠田にしてみればツッコミどころ満載なわけで。
とりあえず「僕はまだ本気を出していないだけ」という言い訳はH×Hの連載が再開された今、使ってはいけないですねw
富樫が連載再開したんだから、本気を出せ曽我部。
んで、話の流れで財津弟に、千倉ちゃんの部活での様子を尋ねるよう頼まれた楠田ですが、その財津弟も山本さんに振られたショックを引きずっているという。
・・・今回出てきた中学生男子の中で一番の幸せ者は楠田だという衝撃。

場面は変わって、一緒に絵を描いている千倉ちゃんと連城先輩。
会話の流れから、連城先輩の進路は留学では無く「生涯」を通して貧しい国の子供達と絵を描くボランティアだということがわかります。
生涯日本に帰らず色々な国で絵を描くのであろうその進路は、千倉ちゃんの心に影を落とします。
恥ずかしながらボランティアとかよく知らないのでアレですが、日本に二度と戻らないってことは無い気もしますけど・・・どうなんでしょう。
千倉ちゃんが衝撃的な話を聞いて心情的に割と参っている状態の時に、曽我部が声をかけて一緒に帰りますが、タイミングとしてはこれはかなり神ですね。
曽我部自身は何も言えない自分に落ち込んでしまっているものの、とんでもなく落ち込んでいる千倉ちゃんとしては人に話せるだけで幾分か楽になったと思います。
連城先輩には完敗感が否めない曽我部ですが、その連城先輩に対する千倉ちゃんの恋が実らないということがわかってしまっている以上、
こういった行動が後にどのように影響するのか楽しみでもあります。

連城先輩の高校の卒業式の日。
「絵を一緒に完成させよう」という約束がある限り、先輩はまだ自分の傍にいてくれる。
千倉ちゃんいつしかそう思い込んでいるようですが、連城先輩は様子から察するに卒業式からそう遠くないうちに海外へ行くようです。
無邪気な千倉ちゃんとの対比が見ていて辛いですね・・・
そして、両親にも友人にも先生にも、誰にも理解されなかった連城先輩の進路。
そんな状態で旅立つ前に、その進路を千倉ちゃんに「応援」された連城先輩。
千倉ちゃんの言葉はどれだけ連城先輩の心に響いたのでしょうか。
夜の美術室での彼の行動でそれがわかるような気がします・・・多分。

とりあえず前回一番危惧していた「連城先輩死亡」は無さそうな気がして一安心です。
次回予告では「涙と笑顔でサヨナラを」とありますので、とりあえず旅立つ前にもう一度二人は再会出来そうな感じではありそうですね。
最後どう纏めるのか。楽しみです。

今週の最萌キャラ→連城先輩。
「今週の最萌」という冠をやめようかと思う昨今・・・
またまた萌って感じでは無いのですが、卒業式の日の恐らく千倉ちゃんに対する後ろめたさから来る複雑な表情と、
千倉ちゃんのエールを受けての表情、そして抱擁が、何と言うか一番印象に残りました。


第21話 コノハナサクヤ1/3<つぼみひとつ>
山本さんを中心としたバレンタイン編も終わり、今週から千倉ちゃん中心の新しい話がスタートするようです。
・・・が1P目、このシリーズの行き着く先であるシーンからスタートしているのですが千倉ちゃん絵を描きながら泣いていますし、
次の表紙の煽りも「―――千倉名央、14歳の冬。それは、始まらなかった恋のお話。」とあります(´・ω・`)
結末が悲しいもの、と最初からわかっている今シリーズ。
いかに綺麗にそういった結末に持って行けるか、期待したいところです。

話は遡って、バレンタインの後日。
バレンタインで打倒大魔王を掲げていた勇者一行が屋上で、慧ちゃんにお説教されています。
慧ちゃん、校内で髪の毛を下ろしている時は本気モードなんですね。
言われてみれば、下校時と体育祭(カチューシャしてましたが)以外で慧ちゃんが髪の毛を下ろしている描写って無かったような気もします。
そして左手に髪の毛を纏めていたであろうシュシュをつけているあたり、芸が細かいですね河下。
最初は自分達がしでかした事をよくわからずぶーたれながら正座をしていたあゆみと小宵ですが、慧ちゃんの説教で事態を飲み込み、各々謝罪をしに行きます。
それにしても中学生5人組が揃うと、なんかもう家族を見ているようですね・・・w
雪ではしゃいる時にも思いましたが精神年齢に差があり過ぎです。
そして、5人でいるとしっかりしていて大人に見える慧ちゃんですが、肝心の自分のバレンタインは案の定、また素直になれず結局投げつけたようです。
描写が無くてもその画が見事に想像が出来ますね・・・

美術部の財津弟に大泣きしながら謝罪をしに行ったあゆみの様子を見に行った千倉ちゃん。
財津弟の「気にしてない」という言葉を耳にし、安心して二人の前に姿を現します。
傍から見たらあゆみを泣かせているという風に映るだけに、千倉ちゃんの姿を見て慌てふためく財津弟が若干不憫というか、そう言えばあゆみの気持ちモロバレですね。
長年の想い人である山本さんに好きな人がいると認識した今、あゆみのことを恋愛対象として見るようになるのでしょうか?
財津弟は割としっかりとしているので、アホの子あゆみとの相性は悪くは無いと思いますが・・・うーん。

あゆみが泣き喚いて乱入した為に他の部員が逃げた+そのあゆみを送る為に財津弟も帰宅した為、一人になった千倉ちゃん。
それでも憧れている桜並木の絵に見惚れながら自分の創作活動の準備をしていたところ、有名進学校の制服を着たイケメンが登場します。
このイケメン、美術部のOBで千倉ちゃんが憧れていた絵の作者の「連城先輩」だという事が発覚。
思いがけず憧れていた人物を目の当たりにした千倉ちゃんの驚きは計り知れません。
そして、そんな連城先輩から今描いている桜の絵を一緒に描こうと提案された嬉しさも物凄かったでしょうね。
この日は透き通るような青い空と雲を描き、明日の約束をします。
その「約束」を期待していないながらも次の日、部活が休みのはずの木曜日であったにも関わらず美術室に足を運んだ千倉ちゃん。
そこにはちゃんと「約束」を守って来ていた連城先輩の姿が。
二人はその日も仲良く一緒に絵を描きます。んで、その光景を廊下から観て尻餅をつく曽我部。
・・・何かあまりにも千倉ちゃんと連城先輩がいい雰囲気だったので、「そう言えば、居ましたね」って感じです(;・`ω・´)

さて、最初の1P目から、今二人が描いているこの桜の絵が完成する前に、連城先輩は千倉ちゃんの目の前からいなくなってしまうことが伺えます。
「一緒に絵を完成させよう」という言葉を結果的に覆してしまうような事態って、結構大事なのではないでしょうか。
海外留学とかならまだいいんですけど(つかさタンと真中は再会しますしね!)、亡くなってしまうとかだと・・・千倉ちゃんが不憫過ぎます(´;ω;`)
落としどころとして、一番綺麗にまとめやすいとは思いますが・・・
とりあえず、連城先輩の「そうだね、忘れ物・・・かな」という台詞の意図が気になるところです。

今週の最萌キャラ→千倉ちゃん。
なんか、今週の千倉ちゃんはメインの為か無茶苦茶べっぴんさんだと思います。
連城先輩もイケメンというか綺麗なので、なんか見ていて安心できますね。無駄に。


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